2時間半かからずに、彼はカーナビの指示と私からの携帯電話の指示通り、迷うことなく我家へ到着。
実に数十年ぶりの再会。
まったく変わっていない。おっとりとした話し方も。
お決まりの様に昔話からはじまり、近況をお互い語り合う。
そうしているうちに、おもむろに袋から
靖ちゃん:「これあげる」
と取り出す木塊。
なんとこれは...

大黒様。
しかも彼の手彫り。

大きさは高さで20cm弱。
何とも良くココまで彫ったものだ。もちろん、ノミと彫刻刀だけを使い。

薄っすらと彫り跡が残っている
靖ちゃんによると、高校を卒業する少し前から木彫を始めたとか。しかしこの頃は独学。
一旦、地元を離れて就職し、数年後Uターンで地元の会社に再就職。
その頃、空いた時間を使い、一年程 木彫の先生に師事したそうだ。
(このことは電話で聞いたことがあった)
察しがついた。
靖ちゃんは、この 大黒様 を私に手渡す為に(もちろん久しぶりの再会も目的ではあるが)
往復5時間掛けて会いに来てくれたのだと。
この大黒様は、彼からのエールである。
ありがとう、靖ちゃん。
1時間弱しか話をする時間をもてなかったのですが、嬉しいひと時を過ごせました。
そう、大黒様の耳たぶに米粒をのせると幸運が訪れるそうです。
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